昨年の今頃、日本中がラグビーワールドカップ?ふーん・・・。からの熱狂になったのは記憶に新しい。
いや、うそ。もう忘れかかっていた。人間、忘れるのって早いもんだな。昨年の今頃は台風で停電してた思い出が強いな。
昨年の今頃、日本中がラグビーワールドカップ?ふーん・・・。からの熱狂になったのは記憶に新しい。
いや、うそ。もう忘れかかっていた。人間、忘れるのって早いもんだな。昨年の今頃は台風で停電してた思い出が強いな。
でも意味もなく神社内の限られた敷地に建物は建てないだろうし、一緒に建てられている立て札をしっかりよんでみるか。
神社のご由緒書書きをよーく見てみる。主祭神様は玉依姫様、美貌の神様・神社らしい。
玉依姫様って、たしか複数いらっしゃるような気がしたぞ?有名なのは神武天皇の母、近所だと上総の国一ノ宮、玉前神社にお祀りされている。もう1人は賀茂神社の神様の母(だったっけ?娘だっけ?)だった気がする。
ここは下鴨神社の糺の森の中。多分賀茂神社関係の玉依姫様だな。
新緑のなか、朱色は実に映える。河合神社という神社らしい。事前知識ゼロ。せっかくなので参拝してみよう。
それにしても糺の森は雰囲気が素晴らしい。もし近所にあったのなら雨降ってない限り毎日行ってそうだ。
神域、神社の森でも鹿島神宮の樹叢と大きく異なりとても開放的で運動をしている人が多い。軟式ボールで100km/h以上の速球を投げている女の子にも驚いたけど、周辺でも特に気にせず思い思いのボール遊びやフリスビーをしている姿にカルチャーショックを受ける!!
自分が今までみてきた神社の森はこんなに開放的だったり、運動公園のようなボール遊びが許可されているところがなかった!なんておおらかで優しく、親しみやすい森なんだろう!!
空腹に申餅をいただいたら猛烈に腹が減ってしまい小豆のアイスを追加。
丹波大納言小豆 氷菓 氷の花 というアイス。腹が減ってしまったのでここで一服兼血糖値をあげないと動けなくなってしまった。早朝伏見のお山、少し休んで上賀茂神社、そして下鴨神社、そりゃあ空腹にもなるな。
高級アイス、美味しくいただき血糖値も上がってきてもう少し散策できそうな力が湧いてきたぞ!
こちらは「申餅」という伝統あるお菓子だったものを140年ぶりに復活させたものらしい。
伝統ってすごいよな。もし途絶えてしまったとしても資料が残っていて復活できるんだから。
色々歩き回っていたので腰を休めたら立つのが億劫になるほど疲れていることに気づいた。ゆっくりしていこう。
なんか逆光過ぎてうまく撮れていないな…。今気づいたんだけど楼門の両脇には大概何かしらの像があるんだけど下鴨神社では像ではなく菊紋の提灯が掛けてあった。
御神紋や菊紋の提灯を掛ける、というのもなかなか美しくていいな。像だと暗かったり格子があったりでなかなかゆっくり見る機会がなかったりするし。
この楼門を見て正面から入場していなかったことに確信が持てた。まあ、初めての訪問で慣れないバスでの訪問だったから仕方ないな。
この日は写真を取ろうとすると雲から日が差してきて気持ちのよいタイミングでシャッター切れていた気がする。前日の伏見稲荷は曇りだったから余計に青空が嬉しく感じる。
ここで身を清めると思うんだけど、近所の鹿島神宮では旧参道の手前側、身を清めてから境内に入ることになる位置なんだが、下鴨神社ではかなり奥まったところに御手洗があった。
後で調べたら葵祭のヒロインが身を清める場所で、一般参拝者が身を清める場所ではないらしい。なるほど。なら納得できるな。
美しい舞台でどのような舞を舞うのか、機会があれば見てみたい。ただ、舞手もここまで美しく格の高い舞殿で舞うとなると緊張感半端じゃないだろうな。
あまり使う機会ないんだろうけど、舞以外にも使う機会を見てみたい。360°から見渡せるんだし。
進んでいくものの、自分が今どこにいるのか、本殿がどこなのか、慣れないので場所の把握ができない。この感覚の中で小さいお社巡りを淡々と進めていく。
不思議な感覚なのは初めて訪問した神社でも本殿の位置は感覚的、本能的にに掴めるのに、下鴨神社の本殿がどこに当たるのかが全く見えてこない。神社の神聖な感覚が広範囲に広がっている感じ。上賀茂神社はなかったけど伏見稲荷もその感じがあった。なんなんだろ?
下鴨神社の神域に入る。
・・・?もっと楼門とかどーん!!とあるイメージだったけど、かなりシンプルな入り口な気がする。もしかしてこちら側は勝手口だったか?とまで思い始めた。
返す返す、参拝前に事前調べは大事だな、と痛感する。
いや、DQ3のオープニングのようにシンプルなスタートのほうが素晴らしい風景が待っているんだ、そうに違いない!!
・・・多分乗り継ぎを相当間違っている。土地勘がないからバス会社の違いや路線がわからないから最初に乗ったのですっとぼけたところに行ってしまいひどい目をついた。
写真は運良くたどり着いた下鴨神社の手水舎。しっかり身を清め、下鴨神社の参拝開始。
上賀茂神社をゆっくり散策していると、なんでか気持ちがいいことに気づく。
その原因は多分この小川だな、と帰り際に気づいた。名前がある川なのかな~?とか思いながら流れに沿って進んでいくと木陰の下で家族連れがはしゃいでいる。
多少はしゃぐのなら家族連れのお戯れ、で許されるけど、はしゃぎ過ぎでは?と思うほど大声で親まで騒いでいる。
騒ぐんなら鴨川が近くにあると思うんだけどな。日本人、いや、緊急事態宣言が開けの翌日だから遠くから観光客が来ているとは思えない。京都人のレベルは神域で大騒ぎするほど低いもんなのか・・・。
青空に映える楼門、実に美しい。それに人があまり居ない。とても神聖な雰囲気を感じる。
手前に橋があるこの構図、自分が写真で見た上賀茂神社と同じだ、と今になって気づく。どこの神社や観光地もなんか写真で見たことある!って場所に立つと謎の高揚感があるな!
どうやら上賀茂神社は本殿には参拝できないようなのでここで参拝するようだ。参拝していたときにはここが本殿だと思っていたのであまり気にせず参拝していたので特に気にならなかった。
それにしても伏見に続いて貸切状態。とっても幸せ。
日差しも高く小川のせせらぎがとても気持ちよく感じるのでしばらく休憩する。
昔はここで身を清めて参拝したのかな?なんて考え出す。よく考えたら神社敷地内に川があるのは五十鈴川が流れるお伊勢様以来かもしれない。
空の青、雲の白を背景にして実に美しい。
伏見から回ってきたけど、地元の神社の朱より古都京都の神社に使われている朱のほうが明るい気がする。
後で調べてみたけどこの楼門も重要文化財。上賀茂神社は国宝2棟、重要文化財41棟もあることを知る。こういう文化財の情報は参拝する前に調べておくんだったな、と悔しがる。
まあ、しかたない。今後はよく調べてから神社参拝しよう。
どんどん中に進んでいく。
神社の朱、新緑の緑、建物・木立の影、晴れ渡る空の青、浮かぶ雲の白、全てが美しい。自然とヘラヘラ笑いだしてしまう。
いい年になるまで神社の美しさをわからなかったのがもったいなく感じるが、良さがわかるとなんて素晴らしい神域に居られるんだろう、なんて素晴らしい自然の中に居られるんだろう、とありがたみが実感できる。
うはは、自分は幸せものだ。
自称下戸だが、吸い寄せられるように酒樽に向かう。自称下戸なので正直知っている銘柄がなかったものの写真に収める。
なんで好きか?っていうと、日本酒や焼酎の日本の酒飲ラベルデザインに興味があるから。その酒蔵・銘柄の顔になるデザイン、日本独特の美しさを感じるんだよな。日頃何も考えないでいると気にもならないんだけど、ふと何かと比較したり、海外のものに長く触れる時間があると、日本酒や焼酎のラベルデザインがとっても新鮮に感じる。
日本の家紋なんかも物凄くシンプル、かつ世界に誇るデザインなんだって最近気づいたし。
来る最中に主祭神様を調べてみたが、地元ではお祀りされていない神様だったので初めてお名前を知った。「かもわけいかづちのおおかみ」様、我が産土神の武御雷様とお同じく「雷」の文字があるので少し親近感が湧く。
でも、主祭神様を調べるまでこちらの正式名称が「かもわけいかづちじんじゃ」で「かみがもじんじゃ」が俗称だったことを知らなかった。何事も勉強だな。
昼寝と行っても3時間しっかり眠った。その後、何していいかわからないまま、せっかく京都まで来たんだ、とのことで山城国一宮、上賀茂神社まで京阪本線とバスを乗り継ぎなんとかたどり着いた。
慣れない土地は電車はなんとかなるんだがバスの乗り継ぎが実に難しいな。来るには来れたけど帰ることができるか不安になってくる。
お守りを購入したら一旦宿に戻ってシャワーを浴びて仮眠だな。3時起きで幾分疲れた。
それにしても貸切状態の伏見稲荷大社、もうこんな素晴らしい体験はできないだろうな。
と、どこからともなく足元に何かがすり寄ってくる感じがした。今日2回目、黒猫様登場。場所は初回の黒猫様とはだいぶ離れているので別の猫だ。(多分。黒猫の個体判別ができるほど黒猫マニアではない。)
左の子が独特なしっぽの長さで可愛かった。しかもスリスリしてくるのでひたすら撫で回す。
ねこ撫で回し、休憩には丁度いいや。
撮影したときは全く気づかなかったのが7枚ほど写真があり、その1枚だけが画像として残っている。6枚は開けない状態。
世界が回っている、どこかに吸い込まれそうな感覚。不思議な感じ。
きれいな青空、そしてのぼりきった満足感、実に素晴らしい。昨日ここで今日のおみくじを引き当てたことが嘘のようだ。鳥居の脇のきつね様に会釈し、昨日に続いて参拝。おみくじを…。と思ったけどまたとんでもないものを引き当てそうだから次回参拝したときまで自重しておく。
さあ、これからは下りだ。足が楽になるけど、なんかこう参拝も終わりになるのか、と思うと幾分寂しくもあるな。・・・ぜえぜえ。