二ノ峰の寸前。勾配がきつく息が切れる。
ここの別名は・・・。ぜえぜえ。青木大神だったかな?昨日の曇り空と違い青空なのが気持ちがいい。夏の夜の街灯に吸い寄せられる虫のように明るい山の上に吸い寄せられる。といえばまだ聞こえがいいが、階段を登るフォームもぐだんぐだんに乱れてきている。
昨晩、酒が深く入ったわけではないんだけどな…。日頃からいかに勾配差に慣れていないか、身にしみてわかる。ぜえぜえ・・・。
ここの別名は・・・。ぜえぜえ。青木大神だったかな?昨日の曇り空と違い青空なのが気持ちがいい。夏の夜の街灯に吸い寄せられる虫のように明るい山の上に吸い寄せられる。といえばまだ聞こえがいいが、階段を登るフォームもぐだんぐだんに乱れてきている。
昨晩、酒が深く入ったわけではないんだけどな…。日頃からいかに勾配差に慣れていないか、身にしみてわかる。ぜえぜえ・・・。
よく足元を見て歩けば問題ないんだけど、先を見て歩いていると時々歩幅が合わなかったり落ち葉で滑ったりする。
この時期ってこんなに落ち葉ってあるんだっけ?くすのきの初夏の落葉かな?
延々登って来た勾配がこのあたりで一旦落ち着くので呼吸を整え体力回復を図る。
それにしても別名「伊勢大神」とあるのはお伊勢さまと関係があるのかな?その割には鳥居は神明鳥居とは大きく形が異なる独特の形状だ。
実に謎が深いな。
昨日は曇り空だったから余計青と赤の組み合わせが美しく思える。
空気がうまい。景色が、空が綺麗、誰も居ない。
なんかニヤニヤしてしまう。
ここで少し給水して体力を回復してぐるりと一周だ。
それにしても随分と自分のことが好きらしい。スリスリが止まらない。自分の膝下からマタタビでも出ているのか?ってほど体を擦り付けてくる。
ご飯ほしいのかな?すまんな~、早朝出てきて駅前のデイリーヤマザキも空いてなくて、食べ物なにもないんだ。撫で回しで勘弁してな。
スリスリしてくるので、しっぽ撫であげで応えてやる。
ずいぶんと人馴れしている。こんな山の中でなぜここまで人懐っこくて毛並みのいい猫がいるのか、さっぱりわからない。観光客がいい人だらけだったとしても、毛並のみツヤツヤっぷりを維持するのは大変だと思うんだよな。
まさか、カリカリ持参で参拝している人達がいっぱいいるのか?
その先では真っ黒な何者かがじっとこちらを見ている・・・。見慣れたシルエットだ。
根上りの松を過ぎ、三ツ辻を右に進む。四つ辻を目指してゆっくり進んでいくと鳥居の修繕のための足場が掛けられていた。
そりゃメンテナンスしないと朽ち果てる一方だし、建てたからには管理者責任ってものがつきまとうからな。
ただ、第三者が自由に出入りできる場所にパイロンや発光部材もないまま足場だけっていうのは不安全だろう。自分が施主や管理者だったら怒るぞ?
あ?もしかして眷属様が寝ずの番ですか?失礼しました!!
こちら奥におもかる石があり持ち上げてみた。残念、想像以上に重かったから願いが敵わないらしい。
・・・!?なんの願いも思い浮かべないまま、重さこんなもんか?で持ち上げてしまった!!
ゆっくりゆっくり、一歩ずつ貸し切りの雰囲気を味わいながら進んでいく。これだけの鳥居がある、ってことはこれだけの人の願いが叶ったんだな、と感慨深くなる。
稲荷の大神に祈願し、願いが叶った際に朱塗りの鳥居を奉納するのが千本鳥居の始まりと聞いたことがある。感謝のお礼、感謝の形がこの鳥居だとしたら、古来よりどれだけの人がどれだけの願いを込め、そして叶ったのか、御神徳想像を絶するものがあるな。
行くだけ行ったら一方通行なんでまた戻ってみよう。右側だけ通って左側を通らないのもなんだか気分が悪いもんだ。
ここでもまだ灯籠に明かりが灯っている。う~ん、もっと早く来ても良かったな。まあ、仕方ない。
でも誰も居ない千本鳥居、独り占め状態。ニヤニヤしてしまう。ここは確か右側通行だったな。・・・逆走しても誰もこなそうだけど。
ふと気づいたんだけど灯籠に明かりが灯っている。もしかしたら夜は夜で素晴らしい雰囲気を醸し出しているんじゃないか?早起きは早起きでとても気持ちがいいんだけど、夜の雰囲気も感じてみたい。夕暮れすぐだと多分まだ人が多そうだから考えどころだ。
次回以降の予定に超早朝、日の出3時間前くらいから参拝なってのもいいかも知れない。
千本鳥居から先に行く前に宇迦之御魂神ではなく眷属の白狐がお祀りされている白狐社に立ち寄る。この参拝旅行にはGWに立ち寄った竹駒神社、笠間稲荷神社、東国三社守り(東国三社とは鹿島神宮、息栖神社、香取神宮)を持参していた。
東国三社守りは道中の安全のため、竹駒神社と笠間稲荷神社のお守りはせっかく稲荷神社の総本社、ご一緒したいだろう、と思いお守り袋に持参してきた。
もし、眷属のキツネちゃんが一緒だったら白狐社にはご縁があるかな?と思った。実際どうなんだろ?