東根の与次郎稲荷の伝説との違いを考えると、昨日貼ったwikiの与次郎稲荷伝説は秋田説のようで、「與次郎」の本性は困ったほどの律義者が秋田に転封される前からこの地に住まう白狐、となっている。東根で狐罠に掛かってしまい無念の最後を遂げるのはだいたい東根の伝説と同じ。
東根の伝説は士分格を持った「那珂與次郎」と言う驚異の能力を持った飛脚が東根で暗殺されてしまう。というもの。あくまで「人」であり、狐という話は一切出ない。
しかし、ここ秋田の地では現在由緒ある城の中に、藩主佐竹一族を祀る八幡秋田神社の隣に神社があることからも、歴史上慶長年間から久保田城三の丸に與次郎稲荷神社が建立されていたことからも歴史的に何かしらの事実があったことは間違いなさそうだ。
・・・奥が深い。歴史は実に面白い。