そう言えば、6月に新しい鳥居が出来たって事は報道で知っていたけど、実際に見に行ってないな・・・。と思って、ハイパーモタード1100EVO SPのバッテリ維持ついでに行ってきた。
やっぱり大鳥居が無いと鹿島神宮らしくない。今までの鳥居無しは例えるなら、
しそと鷹の爪入り瓜の漬け物が無い夏の食卓のようなモノだ。
・・・。この瓜の漬け物って、常州限定なんだろっか?夏の定番だと思ってたけど、最近気になるんだよな。
鳥居の前にて一礼して、鳥居を拝見。年輪の積み重なり方が凄いことになっている。
例えるならダマスカス鋼のような模様。
確かこの鳥居の材料になった木は、本殿の向かい側の大木だったような・・・。ま、沢山候補があったんだろうし、実際伐ってみて鬆が入っていたり、向き不向きがあるから実際は良くわからないか。
それにしても美しい。
鳥居の周りの柵も、恐らく同じ木から採取してあるはず。やっぱりダマスカス鋼のような美しい木目。あれだけ大きな木から鳥居を作ったのであれば端材は沢山出るだろう。それを柵に転用したんだろうな。
中国の三国時代、曹植が兄曹丕の前で詠んだとされる七歩詩にある、
煮豆燃豆萁, 豆在釜中泣。 本是同根生, 相煎何太急?
が頭の中に出てきたけど、この鳥居と柵の関係はこれはこれで役に立ってる。無駄じゃ無い、素晴らしい。
さて、あまりゆっくりしてると雨降ってくる可能性アリアリだから早めに参拝しなきゃ、と言う訳で急ぎ足。