2020年7月31日金曜日

伏見稲荷参拝 30

にゃ~ん。

 四つ辻から三ツ辻、三ツ辻から北側、来たことのない方を選んで進むと黒猫が寄ってきた。
 腰を落としてみるとなんと人懐っこいんだろう、しっぽを絡めてくる。モフれるかな?と思う間もなく、撫で回しを要求してきた。(気がする。)

 特に急いでも居ないし、少し黒猫と遊んでもいいかな~?

2020年7月30日木曜日

伏見稲荷参拝 29

四ツ辻まで戻ってきた。

 街を一望できる場所で一服する。本来ならば茶屋が営業しているはずだが、武漢肺炎のせいで休業中。

 ここで息を整えたら一気に下りになる。足が攣るようなこともなさそうだが少し休んで、体が冷え切る前にゆっくり歩き出す。

 昔から下りは膝上、前腿の筋肉が強いから嫌いじゃないな。まあ、走ることはないけど。転ばないように気をつけて下ろう。

2020年7月29日水曜日

伏見稲荷参拝 28

薬力社前、薬力の滝。

 奥から滝の音がする。気になって覗いてみるとなるほど、いい勢いで水が流れ落ちている。

 ・・・。汗だくになっていたので頭だけ滝行、というか水をかぶってしまった。絶対正しくないと思いながら暑さには勝てなかった。なんだか申し訳ない気分になる。

2020年7月28日火曜日

伏見稲荷参拝 27

御劔社から薬力社に向かう途中、たいへん美しい前掛けと凛々しいお姿のきつね様の像に気づいた。

 真新しい錦の前掛け、流線型で美しい体のライン、凛々しい表情。熟練の石工の方かつきつね様を崇敬されている石工の方が製造したに違いない。

 この肩周りから胴のライン、顔の表情、耳の作り込み、今までここまで体のラインが美しい石像は見たことがない。まるで競走馬を思わせる美しさ。

 ・・・と言っても石像の流線型の素晴らしさがわかる方はそうはいないだろうな…。対となる反対側にいる珠を咥えた像も素晴らしい体のライン、表情なんだよね。

 魂の入った石像ってこういうデザインなんだろうな。

2020年7月27日月曜日

伏見稲荷参拝 26

一ノ峰から野球周りで長者社神蹟。

 ここには変わった手水舎があった。龍ではなく刀の飾りがある。気になって調べたら三条宗近と小狐丸の逸話のある場所だった。

 三条宗近と小狐丸の逸話は複数あるが伏見稲荷の中に由来がある、と言われたらみんな納得してしまいそう。

 そういや、最近参拝した宮城岩沼の金蛇水神社にも三条宗近の謂れがあったな。三条宗近って流れの刀鍛冶だったのか??違うと思うんだよなー。

2020年7月26日日曜日

伏見稲荷参拝 25

おみくじの結果は…。

凶後吉・・・。  

 こんな結果になって後々気分悪くなるから今まで引いてこなかったんだよな。

 このみさとしは人生の危機にある兆しである。一歩誤ると人生の危機になるおそれあり。せっかく生まれてきた一生を誤らぬようよくよく考えよ、今は神に祈る他はない。

 人生でここまで強烈なおみくじを引いたことはなく、聞いたことすらないぞ!?

 なんちゅう酷いくじを引いたんだ…。

2020年7月25日土曜日

伏見稲荷参拝 24

末広大神のお社脇におみくじがあった。

 ここ20年はおみくじ引いたことがないな。何故かおみくじを避けてきた気がする。でも、せっかく登ってきた山頂、しかもタダ、なんかやってみたくなった。

 見た目にもわかるステンレス製の重厚感のあるおみくじ。今までは割り箸のようなものか箱の中の紙を指でつまみ出す方法だったな。
 重厚感があるぶん、謎の緊張感に包まれる。ガッチャンガッチャン・・・。出てきた。

 十二番とある。「12」と言う数字には特に悪いものも良いものも感じない。
 さあ、どういう結果だ??

2020年7月24日金曜日

伏見稲荷参拝 23

こちらは稲荷山最高峰に鎮座する末広大神との異名を持つ一ノ峰。

 233mで息も絶え絶えになってしまった自分を恥じるとともに、少しゆっくり参拝しようと思い休憩する。

 初めての伏見稲荷参拝であちこちにいろいろなお塚、お社があり、どこに同参拝してよいかさっぱりわからないものの、一ノ峰、最高峰に参拝しないというのはなにかおかしいもんな。

 ぜえぜえ…。

2020年7月23日木曜日

伏見稲荷参拝 22

つ、遂に「山頂」の文字が見えてきた。

 標高200m台の山登りがここまでしんどいとは思いもしなかった…。小学校の時に標高4倍の筑波山に登ったりしていたのが信じられなくなってきた。

 日頃多少の運動はやっていても、勾配差がまるでないとなんの役にも立たないことを心底思い知らされた。

2020年7月22日水曜日

伏見稲荷参拝 21

二ノ峰から一ノ峰に向けて歩いていくと、朽ちてしまった鳥居が一部崩壊していた。

 これだけ鳥居があれば朽ちていく鳥居もあって当然だろう。華々しく飛び散った破片はどうしようもなかったものの、大きな破片は石畳の脇にのけておいた。

 初夏の日差しの中、汗だくだく担って息も絶え絶えになりつつあるが、二ノ峰を超えている。もうそろそろ山頂の一ノ峰、末広大神のもとにつくと思うんだよな。

 ぜえぜえ・・・。

2020年7月21日火曜日

伏見稲荷参拝 20

ぜーぜー・・・。それほど急な上りはなくなったものの、勾配に極めて弱い体質なのでバテる。

 間ノ峰から進んで行くと二ノ峰に到着。ここの別名は青木大神、との別名で祀られている。先程の伊勢大神も含め、別名が気になるところ。

 こちらをすぎると後は一ノ峰だからもうそろそろ上り勾配も終わってくれる・・・よな?

2020年7月20日月曜日

伏見稲荷参拝 19

三ノ峰から進んで不思議な鳥居のお社に気づいた。

 ここは間ノ峰、伊勢大神と呼ばれるらしい。お伊勢さまとは鳥居が違う。シンプルな神明鳥居とは大きく違う。神明鳥居より随分派手だ。
 気になってその場で調べたら奴袮鳥居と言う鳥居らしい。多分人生で初めてみた。公式サイトでも「特異な形」とまで書いてある。

 奴袮鳥居、ここの他にあるのか、実に気になるな。お伊勢様をお祀りする神社は多くてもほとんど神明鳥居じゃないか??

2020年7月19日日曜日

伏見稲荷参拝 18

三ノ峰から間ノ峰へ向かう時にふと視線を感じた。

 とっても大きなブルージェネラル(いやブルーアドミラルか?)がこちらを見ていた。武漢肺炎のせいで人がいない季節だろうから、人間が珍しかったのかな?
 あまりに大きく、写真に取ろうと思ったら恥ずかしかったのか急に山に向けて動き出してしまった・・・。

 大柄な(しかも肩幅があって手が長い)自分が両手を広げて約7尺、それより5寸は長かったもんな。神の鎮まる森、神聖な雰囲気を感じる大きな蛇だった。

 日向ぼっこしていたのならごめんなさい。驚かせてしまったかも知れない。

2020年7月18日土曜日

伏見稲荷参拝 17


四つ辻から右、野球のベースランニング周りで参拝する。

 最初に着いたところは三ノ峰(下社神蹟)。別名白菊大神。なぜそう言われるのか・・・。はわからなかった。

 こちら一帯にはおびただしい数の鳥居や奉納品が所狭しと並んでいた。体のでかい自分は下手に動くと倒してしまいそうなので奥に行くのは自重した。

 なんかものすごい充実感が出てきたのもこのあたり、四つ辻過ぎてからだな。

2020年7月17日金曜日

伏見稲荷参拝 16

ぜーぜー・・・。本当にしんどい。平坦しか慣れていないと勾配に圧倒的に弱くなる。

 こちら四つ辻。ここまでくればもうそれほど登ることはないらしい。この角度の写真を撮って真後ろを見たら市街地が一望できたくらい登ってきた。

 売店があいていれば確実に一服モードでも緊急事態宣言開けして直ぐ。どこも開いていないので仕方なく持参の飲み物で我慢する。

 さあ、もうひと踏ん張り。

2020年7月16日木曜日

伏見稲荷参拝 15

熊鷹社、谺ケ池をサビ猫に案内してもらい、段々と上りになっていく。

 日が差してきて暑さとの戦いにもなりつつある。三ツ辻と言う交差点を過ぎ、まだまだ登っていく。正直平坦なところに住んでいるせいで勾配のある道はあまり得意ではない。

 ・・・走るわけではないので心配はいらないと思うが、だんだん不安になってきた。飲み物は念の為3Lあるからしばらくは大丈夫だろう。

2020年7月15日水曜日

伏見稲荷参拝 14

谺ケ池に向かって階段を登っていくとサビ猫ちゃんが先導を務めてくれた。

 幾分上りになっていてゆっくり階段を上がっていくとサビ猫ちゃんもこちらを振り返りながらペースを合わせて登ってくれる。実に愛くるしい。

 そういえば千本鳥居を過ぎたあたりからポツポツと猫ちゃんの姿を見るようになってきたな。きつね様のみならずネコもこちらで神様にお仕えしているのかな?

2020年7月14日火曜日

伏見稲荷参拝 13

こちらは奥社奉拝所から少し進んでの左側、根上りの松。

 名前から「値が上がるのを待つ」ってことで証券・株関係の人間から暑い崇敬を受けているらしい。確かに縁起がいい名前だ。
 ・・・。そういや、ここに来る前日にある程度株売り払って旅費に余りある数十万の利益を出せたっけ。ご利益ありがとうございます。前払いいただき恐れ入ります。

 実はここに参拝してから翌週月曜に仕切り直ししたものも1週間で数十万の利益を叩き出し、1週間で全部売り払っていたりする。個人的には2週間でとんでもない利益をいただけたありがたい松になります。あまりに畏れ多い。いい時期にあたったようで感謝してもしきれない。

 次回訪問できた際はお礼をしっかりお伝えしなきゃ。

2020年7月13日月曜日

伏見稲荷参拝 12

こちらは千本鳥居を過ぎ奥社奉拝所の奥、おもかる石。

 願い事を頭に思い浮かべてから灯籠の上にある石を持ち上げてみて、重かったら叶わず、軽かったら願いが叶うというらしい。

 自分はよくわからないまま持ち上げてしまい、しかも自分が想像しているより相当石は重く感じられた。

 ・・・どう転んでもだめっぽい。

2020年7月12日日曜日

伏見稲荷参拝 11

無人の千本鳥居。

 実に絵になる、無人の千本鳥居。

 吸い込まれそうな深み、遠近感を感じるとともに、右から優しい陽がさす。
 ゆっくりと、ゆっくりと一歩一歩、神聖な雰囲気を感じながら奥へと進んでいく。神聖な雰囲気を感じるが、この場を独り占めできている嬉しさで笑いもこみ上げてくる。

 なんにせよ、貴重な体験ができている。写真を撮っておくとしばらく立ってからでもその時の感情が蘇ってくる。いいもんだ。

2020年7月11日土曜日

伏見稲荷参拝 10

遂に千本鳥居に到着!

 千本鳥居、ここで間違いなさそうだ。案内幕に右側通行、と書いてある。両脇のきつね様がこちらを見ているので会釈をしてから立ち入ろう。

 ここもパラパラ人がいるものの、数秒~十数秒経てば誰もいない写真が撮れる。

 ここまで通ってきた鳥居より千本鳥居と言われる場所の鳥居は少しサイズが小さく、感覚が狭くみっちり立てられているようだ。

2020年7月10日金曜日

伏見稲荷参拝 9

少し休憩し、千本鳥居までの道を進む。

 気持ち上り坂になってきた。周囲は森というか木立になってきて山に入ってきた感じがする。
 と同時に、初めて伏見稲荷に来た人間にとってはココが既に千本鳥居な気分でいる。初めて鳥居が密になる部分に入ると視覚的にもなにか不思議な気分になる。PC画面やゲームとかで延々続く中に進む感覚を自ら立ち入って感じるというのはまた不思議なものだった。

 それがましてや神域、伏見稲荷の朱色の鳥居となればまた特別な感覚にもなる。

 周囲に誰もいないのが余計にそういう不思議な感覚にさせているんだろうな。もし周囲が人でごった返していたらこの様な不思議と吸い込まれるような感覚は経験できなかったんだろうな、と今になってしみじみ思い返す。

2020年7月9日木曜日

伏見稲荷参拝 8


白狐社、奥宮を過ぎて千本鳥居から奥社奉拝所へ向かう。

 最初はここが千本鳥居?と思っていたもののどうやら違うようだ。でも雰囲気的には千本鳥居な感じはする。

 しばらくここで人が切れるのを待って写真を撮る。普段だったら人でごった返すんだろうな…。と思いつつ人がいないことに感謝し、新緑の空気を吸って何も考えずゆっくりする。

 そういや、600kmも一人で運転してくれば疲れるわな。これから上りに入るというのになんだか休憩したら気持ちが緩んで疲れてしまった。

2020年7月8日水曜日

伏見稲荷参拝 7

白狐社のとなり、奥宮。

 重要文化財らしい。正直、この境内にある大きい建物は皆美しくどの建物が重要文化財だとか、どの建物が歴史があって…。というのがわからない。
 天正年間に建立されて元禄7年に修復された、とある。秀吉の時代に立てられて、お犬様の時代の修復とある。修復されてからも300年は経過している。

 うーん、流石は稲荷の大神が祀られたお宮だ。長年崇敬され美しい姿を保っている。

2020年7月7日火曜日

伏見稲荷参拝 6

白狐社参拝。

 稲荷(神社)の神様とは異なる、こちらは純粋に眷属としてのおきつね様をお祀りするお社。奥宮のお隣。
 結構な割合というか日本人の殆どは稲荷の神様というときつね様が神様と勘違いしているだろうけど、きつね様は「稲荷の神様」のお使いなんだよね。秘書とか執事のような立場。

 しかし、こちらは純粋におきつね様を「神様」としてお祀りしている。未だ白いおきつね様には夢の中でもお会いしたことはないが、是非ご縁があるようしっかりと参拝していく。

2020年7月6日月曜日

伏見稲荷参拝 5

少しずつ奥へ。

 本殿の脇から少しずつ奥に向かっていく。それにしても人は少ない。このご時世の中参拝する人たちはとても静かで実に素晴らしい。
 騒ぎ立てるように話す、大陸や半島の嫌悪感しか感じない言語も聞くことなくゆっくりと写真を取りながら、また1つ1つの建物の名前や由来、歴史を感じながら参拝できている。

 武漢肺炎の蔓延、神社好きにはプラスにしか働かないんじゃないか?

2020年7月5日日曜日

伏見稲荷参拝 4

こちら御本殿。正面からでは写真が取りにくかったのと、不敬な気がしたので。

 大鳥居、楼門から本殿の距離があまりに近く少し驚いた。自分があちこち回っていろいろな神社を参拝したが、街の鎮守様の大きさでは大鳥居から楼門、本殿が近い場合がほとんどだけど伏見稲荷大社ほどの格をお持ちの神社ではあまり例がないような気がする。

 でも、足腰不自由な人や年寄には優しいのかも知れない。

2020年7月4日土曜日

伏見稲荷参拝 3

伏見稲荷大社、楼門前。

 写真左には鍵を咥えたお狐様、右には玉を加えたお狐様が控えている。鍵と玉を咥えている謂れは調べたもののあまり釈然としなかった。個人的には収穫した米蔵の鍵と神様の御神徳の一部を咥えている、と思いたい。

 背筋を伸ばして厳粛に!と思いつつ、個人的にはワクワクが止まらない。神社参拝時は大概気が引き締まるのに、なぜかワクワク、遠足のような気分♪

2020年7月2日木曜日

伏見稲荷参拝 2

伏見稲荷大社の鳥居と楼門。

 キレイな写真なんだけど、あまりにも人がいない。人がいない写真が撮れて嬉しい気持ちもあるんだけど、どうも物哀しい気がする。

 静寂に包まれるのが似合う神社、参拝者、崇敬者でごった返すのが似合う神社ってあると思うんだけど、伏見稲荷大社は静寂より参拝者、崇敬者でごった返すのが似合う神社な気がするな~。

 初めて来たのに偉そうなこと言えないけど、そんな気がする。

伏見稲荷参拝 1

遠征した先は京都の伏見稲荷大社。言わずと知れた世の中の「お稲荷様」の総本家。

 この日は5月の緊急事態宣言が解除された金曜日。1週間前から宣言解除はこの日だ!と狙いをつけて休みをとっての大遠征。
 悲しかったのはGWにも計画していたが武漢肺炎の影響で泣く泣く断念、再計画後予約をしていたお宿に再度予約を取ろうとすると4月末で廃業、とのお知らせ。

 どこかの大統領が言う「肺炎で死ぬ人間より経済的に死を選ばざるを得なくなる人間のほうがよほど多い」を実感した瞬間だった。

 疫病平服も祈願しなきゃな~。稲荷の大神様も眷属ちゃんも畑違いで困っちまうかな?

2020年7月1日水曜日

大遠征

壮絶な早起きをして、壮絶な遠出をしてきた。朝2時起き、2時半出発の3時半に高速に乗る。

 今回の遠征は距離が500kmを超えるので高速代も並々ならず、日ごろとルートを変えて高速に乗り深夜割引を使うほど節約を考慮したルート設定。

 いやー、年取ってくると遠征がしんどくなって困る。でも、ここには1度でいいから遠征したかったんだよね。

 このきつね様の像を見ただけで分かる人には分かる、有名な神社に来た。ワクワクが止まらない♪