2020年7月10日金曜日

伏見稲荷参拝 9

少し休憩し、千本鳥居までの道を進む。

 気持ち上り坂になってきた。周囲は森というか木立になってきて山に入ってきた感じがする。
 と同時に、初めて伏見稲荷に来た人間にとってはココが既に千本鳥居な気分でいる。初めて鳥居が密になる部分に入ると視覚的にもなにか不思議な気分になる。PC画面やゲームとかで延々続く中に進む感覚を自ら立ち入って感じるというのはまた不思議なものだった。

 それがましてや神域、伏見稲荷の朱色の鳥居となればまた特別な感覚にもなる。

 周囲に誰もいないのが余計にそういう不思議な感覚にさせているんだろうな。もし周囲が人でごった返していたらこの様な不思議と吸い込まれるような感覚は経験できなかったんだろうな、と今になってしみじみ思い返す。