自分が七輪で燻製などを焼いているうちに、テント内の薪ストーブでは
「おでんが出来上がったよ~♪」
の声が掛かったのでテント内に戻る。
薪ストーブで暖かいテント、温かいおでん、テント外で七輪の焼き物担当をしていた自分にはとっても有難い。
おでんをいただいて、ほっと一息、自分が持ってきた自慢のウヰスキーのお湯割りを呑み、話が盛り上がる。
ふと、燻製を思い出し外を見ると、つやつや真っ黒な美しい毛並み、金色に光るつぶらな瞳のとらのすけに似た何者かが、美味しそうに程良く熱のとんだ燻製をむしゃついていた・・・。
1ヶ月近く掛けて作った特製燻製、さぞ旨かろう・・・。あ、おネコ様には塩分がキツイんでその辺は責任持たん。おネコ様のよだれ付きの燻製は流石にもういらないから1枚まるまるくれてやるよ。
でも、他にも燻製は複数枚作って持ってきてたんだよな。あー、良かった!!