なんと日頃飲む純米酒でもなければ世の中の流れ、淡麗辛口でもない。その上ここ月桂冠大倉記念館限定酒でもない。
「昭和の典型的な日本酒」を最初に飲んで見る。もういい年こいたおっさんもいいところなんだが、説明書きにある「昭和の味を再現した日本酒」という文言にすごく惹かれた。あまり言いたくないが、昭和の時代に日本酒を嗜んでいた世代なんてもうほとんど生きていない世代だよな?まだ生きてるのか??
そんなシーラカンスばりの古い世代の日本酒、ぜひ飲んでみたかった。
呑んでみると、甘みが強く重たい。現代のように食事をしながら飲むのには向かないな。風呂上がりにもう何もやることもなく寝るだけ、そんな時に半合飲む、そんな場面に合いそうだ。この酒ならそんなに飲みすぎて糖類が、総アルコールが、なんて言い出さなくても良さそうな味だった。
毎晩運動後に資格試験勉強して、寝酒を少し飲む自分には結構向きそうだ。散々運動して多少の糖分なら大歓迎な寝る前の時間、いいリラックスができそうだ。