圧倒的な雪の量、そして層になった断面を見て雪がめったに振らない地区に住んでいる自分はしばし呆然とする。
何ヶ月も降り積もった歴史みたいなものを感じる。と同時にふと頭によぎるのは地震来たらひとたまりもなくね?と言う観光地では思ってはいけない感覚。割りと恐怖感が凄かったのでえらい勢いで象潟側へ下ることにした。
だって鳥海山って雪崩なんてもんじゃねぇ、山自体が崩れて象潟の地形作ったんだもんな。地震なんかあったら、雪崩どころじゃねえ。巻き込まれたら助かりようがない。
人間恐怖感に襲われると脆いもの。凍結・融解を繰り返し路面に小砂利が浮く最悪のコンディションの鳥海ブルーラインをモタード乗りならではのスピードで一気に下る。