2013年12月3日火曜日

Catm@ster design works 使用資材1 トコノール使ってみた。

Catm@ster design works,今日は表面処理工程。裏も表も軽く処理する。 革細工をやらない人はほぼなにやっているかわからない解説編。

 右は裏面でまあまあ、状態がマシな部分。もう一枚の写真と比べたらきめが細かく見えると思う。でも、本当にもっと良い部分はもっときめが細かい。今回は他の部分に使っていたので写真無し。
こちら、あまりよろしくない部分。ここまで荒いと腹回りだったり首、手足周りの部位が多い。使えないの?って言われれば、全然そんなことは無い。伸びやすく強度が出せないのは確かなんだけど、強度の必要が無い部分なんかはこっちを使う。

 あまり言いたくないが、この部位を散々使って「日本製・手縫い」とかいってるそっちこっちの単車乗り用メーカー、型崩れするぞ。革が悪いんじゃ無い。使い方わかってない、酷いところはわかってて使ってる素人相手のぼったくりメーカーが多すぎるってことだな・・・。

  こちら、裏面(=床面)。

 毛羽立ちがある部分ほど、トコノールをしっかり塗る。トコノールはけちらずしっかり塗っておきたいが、勢い余って銀面に付いたら二度と落とせない致命的なシミの原因になるから、銀面にだけは絶対付かないよう細心の注意が居る。
  こんな感じで塗り広げる。個人的にはアイスの棒でかき混ぜ、均一にしてから、この棒ですくい上げて手芸用のガラス板で塗り広げる。ただ、クソ寒い時期にアイス食べるのも苦痛だし、部屋から出るのが嫌なので、工具箱にあった目打ちで代用する。

 ・・・撹拌するのは良いが、掬う量がたかが知れてる。うん、覚悟はしてた。

 昔からこのガラス板を使ってるが、ガラスフィルム用の道具とかでも問題ないような気はする。

  このガラス板、何年も前から使ってるけど、
「トコノールを塗る」意外に全く使い道が無いのにこの価格ってのはおかしい気が今になってするぞ・・。

 いや、この使い方しか無いからこんな値段なのか・・・?ぶつぶつ・・・。