2013年4月30日火曜日

ハイパーモタード1100evo SP(はやひで号)で小田原まで行ってみた。  (復路)

  職人の朝は早い。(自分今は営業職だけど、身体に染みついている。)日の出前の起床は平日は毎日この時間には起きて飯を食っているか、新聞に目を通している。もしくは機械の女の子達に歌を歌ってもらうよう調教して悪戦苦闘してたり、勢い余ると二輪車いじっていたり。

 朝方は風が凪いでいて、綺麗なクリーンルームなんて無い人間にとってプラグを交換したりワックス塗ったりにはちょうど良い。

 この日は日の出を待ちながら、鳥の囀り(さえずり)を聴き、リラックス。波の音、波に揺られる石の重低音。心地良いな。時々東海道線の貨物列車の轟音も聞こえるが、これはご愛敬。日本の大動脈の音、と捉えておく。


 さ、あがってきた。Beautiful dawnで良かった。お出掛け先での美しい日の出がブログの題名になってるわけだし、日の出が綺麗じゃないと外出先での一日が綺麗に立ち上がらない。

 この日はターンパイクに行こう、とも思っていたがやっぱり寒くていいや。って事になった。前日の晩にあまり飲まない高級なウイスキーを痛飲したのも効いてしまった・・・。

 ターンパイクとか走りやすいんだけども、あまり慣れもないし、路面も冷え冷えだし、ゆったりと朝日の上がる貴重な時間を嗜むとする。早起きした人間の特権だよな。早起きした人間しか味わえない、綺麗な空気、綺麗な景色。キャンプの醍醐味だな。
  場所を数メートル変えてもう1枚。松林の中から上がる朝日。

 キャンプ場の朝は早い。陽が上がってくるとぽつぽつ、他のテントからも人が出てくる。楽しくて早く目が覚めたか、純粋に家よりは寝にくいから、明るくなって起きたか・・・。

 キャンプの手練れっぽいおとうさんと写真撮りながら雑談したが、
「炭起こす都合で早起きを命じられた・・・。」
とのこと。休みの出先でもおとうさんは虐げられているみたい。おとうさんを過度にいじめるのはやめてください、しんでしまいます・・・。
  さ、明るくなってきた。近くの磯には釣り人が結構な数集まっている。・・・。あの磯、雰囲気倒しで、良い魚釣れたのほぼ見たことない。自分がこの辺で釣れた魚はワーム類でソイ・カサゴの根物ばかり。
 磯でミノー喰ってきたのがデカいクサフグ位・・・。

 まあ、磯とかゴロ石とかは本職でないから偉そうなことなんて言えないんだけど、でも雰囲気の割に魚は少ないと思う。

数年前にカサゴとソイをとんでもない数釣り上げて、根こそぎ煮付けにしてしまったので、資源の乱獲だったような気がする・・・。正直反省してる。
  ふー。はやひで号を押しながら自分のキャンプサイトまで帰ってきた。早速、朝は抹茶だ、と茶を点てる。

 何故朝か?っていうと、カフェイン量がものすごいから、正午以降に抹茶を飲むと夜に寝付けなくなる。コーヒーやコーラ、比較にならないようなカフェインの量だと思う。元からカフェインの分解が遅い方だ、とは自覚していたけど、午後に茶を点てたら冗談でなく寝付けなくなる。朝が早い生活していると、寝付きが悪いと翌日の仕事の精度に影響する。そういう半人前な事はしたくないから、抹茶を嗜むのはどうしても午前中に限られてくる。
 この話、全く判らない。というカフェインの分解早い人と、禿同な人に二分されてる気がするな。
多分世界中のハイパーモタードを探してもないであろう、抹茶碗を乗せられた写真。

 抹茶を点てるので電動茶筅「茶楽」で点てるのに慣れすぎるのは問題なので、毎日職場でも1回は茶筅で点てるようにしていたおかげで、抹茶を点てる腕が多少上手くなってきたような気がする。たいした腕ではないのは重々承知しているが、幾分ダマが減ってきたのと、点てるのが難しい野点用茶筅で最低限点てられるようになってきた。野点用茶筅は小さくて最初は苦戦していたけど、慣れてくると何とかなるようになった。
 外で点てると雰囲気良いから止められない。
  昨日の牛肉4kg(成ネコ1匹分の重量)、なんとか美味しく食べていったけど、さすがに一晩で食べきれる重量ではなかったので、朝もヘヴィにお肉をいただく。塩胡椒でも十分に美味しいのだが、味に変化を付けたくて、
・醤油+ニンニク
・醤油+ニンニク+からし
のローテーションでいただく。

 ・・・草食の自分にとっては多分こんな豪快な肉食の朝食は今後ないだろうな・・・。
  豪快なお肉に平行してカレーも美味しくいただく。カレーは昨晩豚汁だったので、こんにゃくとか、普通のカレーにはないような物がいろいろ入っている。
でも、豚汁としても美味しかったモノなので、カレーとしても十分美味い。

 ・・・どう考えてもカロリー取り過ぎてると思うけど、毎日やるわけでないからおK!とする。
  2度目の登場、主です。無慈悲な積載量のグレゴリーの大型リュック、更に謎のウエストバッグの連結をして、猛烈なキャンプツーリング臭を発している後ろ姿。はっきり言ってランタンがないだけで相当楽になる。けど外せない。4ピースのパックロッドやルアーボックスなんかも入っているので今回はかなりの積載量。お土産一切なしで、ウエストバッグの連結を妙な場所にせざるを得ないって言うのは次回以降の荷造りに改善の余地を思わせる。

 大荷物でハイパーモタード1100evo SPの車高up仕様はさすがにふらつく場合がある。でも、荷物あるから仕方ない。車載バッグってスタイルブチ壊しだし・・・。大型リュックが一番いいや。自分は体型が人並みよりデカイから耐えられるしな。