2019年3月5日火曜日

数年ぶりの流血

タヌキがうろついているのでタヌキののど元一閃、逆さ吊りにして肉にしてキャンプに持って行こう、と思ってキャンプメンバーと連絡を取ると、かつて「ジビエ」なんて言葉が日本に入っていない時代にタヌキを食ったことがある人から即返信が届く。
 「タヌキは臭くて旨いものではない。少なくともすそののにじますのほうがよほど美味い。」
とのこと。なるほど、不味い上に無駄な殺生はしたくない。そのうえ、四つ足は捌いた経験がない。
 そうならばいつも通りにじますを捌こう。と、淡々と三枚おろしの作業を進めていると、ふと指先から血が出ていることに気づく。水が冷たいのもあり流血に気づかなかった。

 今宵のうずしお180mm(=出刃の名前)は血に飢えている・・・訳ないか。小さい傷とはいえ数年ぶりにやっちまった。