2013年3月16日土曜日

東国三社巡りしてみた。(第一社目 息栖神社)

なんだか急に暖かくなった。花粉もとんでもない勢いで飛び始めた。が、籠城できない性格らしく花粉に対して完全防備、井伊直政も真っ青(野暮な説明だが、井伊は赤備え)になる重装備で 討って出た。
 暖かいので装備は軽装。ここは本多平八のマネをする。厚着は野暮だ。

 どこに行くかって言うと、鹿島神宮、香取神宮参拝を済ませたのに、息栖は行かないの?と言われたので息栖神社を少し調べてみた。
 茨城県南部と千葉県にまたがる地域に「東国三社」と呼ばれる三つの神社があります。
鹿島神宮、香取神宮、息栖神社は東国三社として信仰の篤い神社であり、現在でも東国三社参り(三社詣でる事)が行われています。
 と、神栖市観光協会のHPに出てた。

ふーん。東国三社参りか。そうだ、息栖行こう。右は息栖神社に咲いていた桜。少し早いから河津桜かな?
  河津桜の場所から敷地沿いにくるりと回り、参道前。誰も居ないけど、何となくスタイリッシュ罰当たりな感じがする場所で写真撮影。岐の神(ふなどのかみ)様、天鳥船命(あめのとりふね)様・住吉三神(すみよしさんじん)様、ごめんなさい。
 
境内から外を見ると、直ぐそばに常陸川と更に鳥居が見える。
 主祭神様は

 岐の神
 岐の神(ふなどのかみ、くなどのかみ)、巷の神(ちまたのかみ)または辻の神(つじのかみ)とは、日本の民間信仰において、疫病・災害などをもたらす悪神・悪霊が聚落に入るのを防ぐとされる神である。道祖神、塞の神(さえのかみ)とも。・・・wikipedia「岐の神」より。

 天鳥船命
 鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)は、日本神話に登場する神であり、また、神が乗る船の名前である。別名を天鳥船(あめのとりふね)という。
wikipedia「天鳥船命」より。

 住吉三神
 底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の総称である。住吉大神ともいうが、この場合は住吉大社にともに祀られている息長帯姫命(神功皇后)を含めることがある。海の神、航海の神、また和歌の神とされる。
wikipedia「住吉三神」より。

ここで気になったのが 天鳥船命こと、鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)様。今まで存じませんでしたが、天鳥船命様が鹿島神宮の神様と一緒に東国に来た、って事は道案内をされていたんですね。知らなかった。船の神様、運輸、交通の神様でもあるようなので、二輪で旅をする人間にはありがたい神様のようだ・・・。
 鹿島神宮の武甕槌神が旅の神様でもあるので、旅や交通安全の神様では先輩格なんですね・・・。

 今まで知らなくてごめんなさい。本日厳粛に参拝させていただきます。
 手水舎(ちょうずや。手を清めるとこ)にいくと、緑色のスズメ立ちが水浴びしていた。河津桜が咲き、本当に陽気が良いから水浴びも気持ちよさそう。

 ・・・。スズメがこんな色しているはずがない。スズメはもっと警戒心強いし。かと言って、メジロみたいに濃い緑色でもなければ眼の周りに白いもようもない・・・。
 なんて鳥なんだ??群れとしてはスズメと一緒に居た。で、スズメは先に逃げてちょっと高い梅の枝に止まってこちらの様子をうかがってる。こんなに近くに人間が居ても逃げない野鳥ってのも珍しいな。メジロはスズメより近寄りやすいけど、ここまで近くにはさすがに寄れない。

 おまえら、ネコに喰われるなよ・・・。
 ここの手水舎にも竜が居た。苔むしてて、幾分金属の身体が丸くなっていて風格を感じる。

一般的な作法
 右手で柄杓を取り、手水を掬う。最初に左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清める。もう一度右手にその柄杓を持ち替え、左の手のひらに少量の水を溜めて(柄杓に直接口をつけない)その水を口に含み、音を立てずにすすいで口を清めた後、左手で口元を隠してそっと吐き出す。そして、柄杓を両手で持ち、やや立てるように傾け、残った水が柄の部分を洗うように流す。柄杓を元の位置に静かに戻す。
wikipedia「手水舎」より。

 うん、知ってた。

で、この苔の部分からしみ出た水でさっきの鳥たちが水浴びしてた。あまりに鳥の種類が気になって調べたら、カワラヒワって種類らしい。調べるのに時間が掛かった・・・。

  息栖神社本殿。歴史は古いが、戦後の昭和35年(1960年)に火災で焼失するが、3年後に再建されている、とのことで綺麗な本殿だった。二拝二拍手一拝したらものすごく身体の中からわき上がるものがあった・・・。鹿島神宮では良くある事だが、他の神社でなったのは初めてだった。

ご神木。鹿島神宮、香取神宮ではご神木には触れられない。でも、息栖神社のご神木は触れられる。両手で触れて深呼吸してみたら、なんか身体の中がざわざわして凄くすっきりした。
 
 「東国三社巡り」は、江戸時代に「お伊勢参りのみそぎの三社参り」と呼ばれるほど篤い信仰を集めた旅でした。東国三社は、今、自らの道を見据え、要となる決意を支えるための場所として、再び注目を集めています。2000年以上の歴史を持つ貴重な聖地です。
篤い信仰を集めた歴史ある神社です。
 
と神栖市観光協会のHPにあった。鹿島神宮、香取神宮、息栖神社は近くて一日で参拝できるのでこちらにも足を伸ばすことをオススメします。