2023年5月24日水曜日

与次郎稲荷神社(蟹沢)参拝 2

 こちら蟹沢の与次郎稲荷神社。

 東根市の「与次郎」伝説はあくまで「きつね」ではなく慶長16年・1611年に佐竹義宣配下の士分格の飛脚「那珂與次郎」が江戸への御用の途中、この蟹沢の与次郎稲荷神社の地で暗殺された、ということのようだ。

 そして亡骸を恋人の「お花」が密かに葬ったものの幕府直轄地だったため代官の杉本さんが士分格飛脚「那珂與次郎」をこの地の鎮守八幡様と一緒に四ツ家の与次郎稲荷神社として祀った。ってことか。

 少し調べてみると那珂與次郎殿無念のご最期が慶長16年、最上騒動が元和2年、まだ最上藩が存続している時代だった。最上藩領なのに幕府より代官が派遣されること自体なにか事件めいている。

 いや、待て待て。幕府=徳川=源氏の棟梁が「八幡様」をお祀りするのはわかるがなぜ急に與次郎「稲荷」神社になる??稲荷の神はどこから出てきた?なんのご縁なんだ??

 ・・・ますます謎が深まった。

  恐れ多きこと申し上げますがこの地にお鎮まりの那珂與次郎大人之霊様、それがしこの先久保田まで参ります。ご一緒していただくこと可能でしょうか?謎が深まって寝られなくなりそう故、是非にご同行を!